emaxisslimバランス(8資産均等型)の評価・評判を解説

投資信託

emaxisslimバランス(8資産均等型)は投資家からの評価が高く、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」で第5位になっています。変動の小ささなどは、SNSでも人気が高いようです。

1つのファンドで国内外の債券、株式、リートに分散投資できるのが、インデックス型のバランスファンドです。ここではバランスファンドの中でも人気の高い「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」について見ていきたいと思います。

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の特徴や基本情報

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)をはじめとする「eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)シリーズ」は、三菱UFJ国際投信が運用する人気のインデックスファンドです。

コンセプトは「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続ける」です。この後にも出てきますが、実際に業界最低水準の低コストが魅力のファンドとなっています。

業界最低水準を目指す上で、他社類似ファンドの運用コストに注意を払いながら、機動的に信託報酬を引き下げるようです。これまでに数回信託報酬を引き下げるなどして、最低水準を維持していることも人気の高さに繋がっています。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)の基本情報は以下です。

運用会社 三菱UFJ国際投信
設定日 2017年5月9日
運用形態 インデックスファンド
投資形態 ファミリーファンド
ベンチマーク 合成ベンチマーク(後述)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込) 0.1540%
実質コスト 0.221%
純資産総額 462.95億円(2020.2.10時点)
(マザーファンド) 純資産総額 — 円
分配金実績
つみたてNISA 対象商品
SBI証券ポイント還元年率 0.05%
楽天証券ポイント還元年率 0.048%

投資対象

国内や海外の株式、債券およびREITなどを8つの資産クラスに分類し、均等配分を目標にしています。アセットクラスを機動的に変更しないことも特徴の1つです。

Emaxis slimバランス(8資産均等型)の投資対象は以下です。

  • 国内債券
  • 国内株式
  • 先進国債券
  • 先進国株式
  • 新興国債券
  • 新興国株式
  • 国内リート
  • 先進国リート
資産  目標 実際の比率
国内株式 12.5% 12.5%
先進国株式 12.5% 12.5%
新興国株式 12.5% 12.4%
国内債券 12.5% 11.5%
先進国債券 12.5% 12.5%
新興国債券 12.5% 12.3%
国内リート 12.5% 12.6%
先進国リート 12.5% 12.7%

※2019年4月の三菱UFJ国際投信のレポートから引用

資産クラスに分けてベンチマークを設定、連動するように運用成果を目指すわけですが、ベンチマークに設定されている指数に関しては慎重に見極める必要があります。盲目的にベンチマークの指数を信じて投資を行うのは、どのファンドへの投資においても危険なので注意が必要です。

手数料

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)といえば、信託報酬の低さで知られています。8資産均等型バランスファンドとして最低水準の0.1540%(税込)、実質コストは0.221%(税込)です。

購入時手数料無料(ノーロード)、信託財産留保額は無など、とにかく手数料の安さが魅力の投資信託です。バランスファンド系では、信託報酬料は最安となっています。また、eMAXIS Slimシリーズは信託報酬料の引き下げをこれまでにも何度か実施しています。そういう意味でも安心して買い付けがしやすい投資信託だと言えるかもしれません。

引下げ日 信託報酬(税込) 備考
2017/5/9  0.2376% 新規設定
2017/11/10 0.2268% たわらノーロード新規設定、iFreeの引下げに対抗
2018/2/27 0.22572% <購入・換金手数料なし>ニッセイの新規設定に対抗
2018/4/11 0.1728% Smart-i 8資産バランスに対抗
2018/7/25 0.17172% <購入・換金手数料なし>ニッセイの引下げに対抗
2019/5/14 0.1512% 野村AM マイバランス30/50/70(確定拠出年金向け)、マイバランスDC30/50/70に対抗
2019/10/1 0.1540% 消費税増税(8%–>10%)

他にも「受益者還元型信託報酬」を採用しているという特徴があります。また、純資産総額に応じて信託報酬率が変わるという特徴もあります。

純資産総額 信託報酬(税込)
500億円未満の部分 0.1540%
500億円以上1,000億円未満の部分 0.1485%
1,000億円以上の部分 0.1430%

他社とのコスト比較

他社、類似ファンドとの実質コストを比較してみます。

8資産均等型のインデックスファンドでは、組入れられているインデックスファンドによってコストの差が出ます。下記表を見ていただければわかるように、実質コストの比較では、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) が安いことが見て取れます。

ただし、信託報酬から見ると割高な印象です。今後は、純資産総額が増えることでコストが下がることに期待しながらも、慎重に見極める必要がありそうです。

ファンド 実質コスト(概算値)
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) 0.213%
たわらノーロード バランス(8資産均等型) 0.214%
iFree8資産バランス 0.330%
ニッセイ・インデックスバランス(8資産) 0.315%

※2020年1月時点

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の運用状況や成績

資金流出入額や資産総額

※引用:三菱UFJ国際投信

純資産総額は、ファンドの大きさを表します。インデックスファンドの運用において、純資産総額は必ずチェックすべき重要なポイントです。

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は、2017年5月の設定以降、10億前後での資金流入が続いています。安定した流入が続いているファンドであることが見て取れます。世間の評価の高さが反映されているとも言えるでしょう。2019年後半以降も、資金流入は増加傾向にあるようです。冒頭でもお伝えしたように、つみたてNISA対象のバランスファンドの中では、人気が高く最も売れているファンドの1つです。純資産総額も2019年前半で250億円に到達、2019年後半には400億円を超えるなど右肩上がりで増えている勢いからも、人気の高さが見て取れます。

 

運用状況

ベンチマークとの乖離が小さいことは、ファンドを評価する上で大切なポイントです。乖離がなければ、そのコストに応じた騰落率になるわけですが、複数の資産に投資するバランスファンドだと評価は簡単にいきません。

eMAXIS Slimバランス (8資産均等型)とベンチマークの乖離は、2019年4月あたりまでの期間でみると0.3%ほどです。バランス型ファンドにおいては、マザーファンドについての乖離要因が書かれていることが多くわかりにくいことが多いです。 銘柄選定における乖離というよりも、配当や利子収入による影響とみるのが妥当なので、そこまで気にする必要のない数値だと判断できます。

ただし、8資産均等型には複数の運用会社から同様のファンドが販売されています。そうした類似のファンドと比較を行うことで運用状況を判断することができます。他にも、個別のインデックスファンドの基準価額を、8資産均等型になるようにアレンジして比較することでもベンチマークとの乖離を評価することが出来ます。

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)のまとめ

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は、つみたてNISA対象のバランスファンドの中で人気が高く、最も売れているファンドの1つです。資金流入が多いことからも、多くの投資家が購入していることが分かります。

人気の理由は、インデックスファンドを選択する上で重要な、信託報酬の低さ、ベンチマークとの乖離がなく安定して運用されている、順調に資金流入が増えているなどのポイントを満たしていることがあげられます。資金流入に関しては大きなブレがないことも、安心して投資するための大きなポイントだと言えます。

また、信託報酬の低さは大きな魅力ですね。個々のファンドを組み合わせるより低いので、低コストを謳うバランスファンドとしての人気の高さに繋がっています。

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)はあらゆる点で評価が高く、バランスの高さが際立つファンドです。日本や海外の先進国を対象に、幅広く分散投資できることも人気の理由の1つです。低コストを活かした、安定的な運用を目指す方にオススメのファンドだと言えるでしょう。

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