こんにちは、風間です。
今回は風間がいつも案件をどのように見極めしているのかをお伝えしていこうと思います。
非常にシンプルですが、この記事を読めば大半の案件の詐欺を見破ることができるようになることをお約束いたします!
そもそも詐欺案件とは何か
まず、そもそも詐欺案件とは何か、という観点でお伝えします。
経験上、投資案件を見極めていると大きく4つに分けられると考えています。
明らかな詐欺案件
どう考えても投資額の回収が難しそうな、ロジックが破綻している案件です。
個人的にはデューデリでは下記の2案件
- サンタンデール銀行プライベートバンク案件
- Be Gaming Station(bgs)投資案件
などがあげられます。
確信は得られないけど儲かる案件
これは様々なデューデリを実施していく中で、限りなく真っ当だけど、確信が得られない案件ですね。
- エクシア
- スカイプレミアム
などがあります。
エクシアは3年投資してますし、子会社は金融二種持っていて、弁護士法人わかさも顧問なのでとても信頼度は高いですが、運用が全部公開されているわけではないので、本当の意味での確信はまだ得られていないと考えています。
スカイプレミアムについても運用内容がブラックボックスであること以外は安心しています。実際にはお金も増えていて引き出せますので、風間としては安心してお金を預けています。
ホワイトだけど損する案件
これは日本国債や、国内投資信託が代表的です。
いわゆる郵便局や銀行が退職金を持ってるお年寄りに販売する投資案件と考えてもらって差し支えないかと思います。
かんぽなんて代表格ですね。
ホワイトで得する案件
投資家への説明や情報開示がされていて、かつ利回りが高い案件です。
EX2PROはここに入ると考えています。
トレード履歴はアプリで確認できて、運用資金は自分の口座にあるため持ち逃げはできません。
ただこういった案件は身内だけで回していたりするので世の中には出回らないというデメリットはあります。
投資案件見極め視点3選
今回の記事では、明らかな詐欺案件の見極め方についてお伝えしていきます。
投資という名を語る詐欺案件は本当に後を断ちません。
2016~2018年は、bitcoinの値上がりに便乗して無数のICO案件が立ち上がり、そのほぼ全てが
- 連絡が取れない
- 言っていたほどの値上がりがされない
- 上場されない
などのトラブルを抱えて消えていきました。

そういった数多ある詐欺案件から身を守るためには、
- 銀行から借りない理由
- 話していることに嘘がないか
- 紹介スキーム(MLM)プログラムが準備されていないか
という点で見極めていきます。
銀行から借りない理由
案件の性質によって見極めるポイントは様々ありますが、唯一共通している点として、
銀行・ベンチャーキャピタル・政策金融公庫などの公的機関から低金利で融資を引っ張らない理由を考えることです。
投資話というのは大体月利○%とか、超高利回り案件の話が転がり込んでくることがほとんどでしょう。
そう言った案件は、投資家からすれば有り難いですが、事業者からすれば破格の超高利貸しですので避けたいに決まっています。銀行であれば年利0.5~2%くらいで銀行から数千万円は引っ張れるはずですので、個人投資家からお金を集めるということは、銀行金利の20倍などの金利でお金を借りることになります。
ただ事業者が高利回りでも個人投資家からお金を引っ張るケースはあるにはあります。
それはファクタリング案件などの、すぐにでもお金が必要な場合に限ります。
一方、ヘッジファンド系、MAMなどFX運用などを行っている事業者は銀行などからお金を引っ張ることはできませんので、個人投資家を勧誘する理由が明確ですね。
ということで、何故この業者は銀行ではなく個人投資家からお金を集めようとしているのか、ということをしっかり確認するようにしましょう。
話していることに嘘がないか
当然ですが、話の内容に嘘がないかを確認する必要があります。
ファクタリング系の案件を見極めるときは特に重要です。
ファクタリング案件とは
ファクタリングとは、企業から売掛債権を買い取り、売掛債権の管理や回収を行う金融サービスのこと。 売掛債権の早期現金化が可能となる、比較的新しい資金調達方法である。
例えば事業者Aがとある不動産をBという事業者に1億円で販売する契約を結んだとします。
しかし事業者Aはまだその不動産を取得しておらず、8,000万円あれば購入できる状態であるとします。そのためすぐに8,000万円を準備する必要があり、比較的高い金利で8,000万円の調達に動きます。この場合銀行などはスピード感にかけるため、個人投資家に声がかかる、というわけです。
この時重要なのは、売買契約が本当に成立しておりクライアントをグリップできているという証拠を掴むことです。正直こういった案件はロジックもシンプルですしスピード感も必要なため、判断にかける時間はそう長くありません。
そのため迅速に契約内容の確認をする必要があります。ここは投資家として絶対譲れないポイントでもあるので、話を持ってきた人間にその証拠を見せる様にすぐ要求しましょう。すこしでも渋られたり濁す様な回答がきたら投資は控えるべきです。

紹介スキーム(MLM)プログラムが準備されていないか
そして最後に、紹介プログラム(MLM)が準備されているか、という点です。
紹介プログラムというのは、投資と矛盾する存在です。
矛盾点1:お金集めが目的化している
出資を受けることは目的ではなく手段です。
それを紹介報酬をだしてまで集めようとすることは、完全に詐欺案件だと認識して問題ありません。
本来、事業者は社会性を追求することで投資家に共感され、投資を受けるべきです。それを紹介報酬というお金をばらまいてお金を集めるというのはやはり健全ではありません。
矛盾点2:資金調達コストが年々高くなる
紹介プログラムというのは時間とともに紹介報酬が高くなっていく運命にあります。
100歩譲って集めたお金で健全に事業経営していたとしても、資金調達コストが年々上がることが経営リスクとなる、笑えない事態を引き起こします。つまり長期的にみると資金用達コストが高くなって事業経営が行き詰まるという矛盾を孕んでいるのです。

まとめ
いかがでしたでしょうか。
実際には案件個別に様々な視点でデューデリジェンスを行う必要がありますが、この記事に書いている3つの視点だけでも、かなり多くの詐欺案件をシャットアウトできると思います。
とくに最近は紹介プログラムつきの投資案件(詐欺案件)がかなり多いので、個人的には見極めが楽ですね。
風間にデューデリして欲しい案件などあれば連絡くださいね〜。
それではまた!