<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの評価・評判を解説

投資信託

この記事では、2013年に運用が開始された、日本を除く先進国の株式に投資するインデックスファンド「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」について解説します。

2016年以降、信託報酬の引き下げが行われるなどして、最もコストが安いファンドとしても知られています。<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの特徴や運用状況についてまとめていますので、参考にしてみてください。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの特徴や基本情報

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、日本を除く先進国22ヶ国へ分散投資できるインデックスファンドです。1%を切るほどの低コストを武器に人気を集めています。低コストインデックスファンドの先駆け的な存在としても知られています。

「低コスト」「シンプルさ、分かりやすさ」「自由な組み合わせ」などをコンセプトに、ネット証券の人気ランキング、販売ランキングでも常に上位に位置する人気ファンドです。投信ブロガー選ぶFund of the Year では、2014年、2015年、2016年に1位を獲得。2017年と2018年は2位に選ばれていることからも、人気の高さが伺えます。

ニッセイ外国株式インデックスファンドの基本情報は以下です。

運用会社 ニッセイアセットマネジメント
設定日 2013年12月10日
運用形態 インデックスファンド
投資形態 ファミリーファンド
ベンチマーク MSCI KOKUSAI(配当込・ネット)
購入時手数料
信託財産留保額
信託報酬(税込) 0.1023%
実質コスト 0.164%
純資産総額 1,426.15億円(2019.12.4時点)
(マザーファンド)純資産総 1,497億円(2018.11.20時点)
分配金実績
つみたてNIS 対象商品
SBI証券ポイント還元年率 0.03%
楽天証券ポイント還元年率 0.048%

投資対象

ニッセイ外国株式インデックスファンドは「MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動したインデックスファンドです。

「MSCIコクサイ・インデックス」は、先進国22ヵ国の大型株・中型株約1,300銘柄で構成されています。先進国株式型の投資信託で利用されているインデックスファンドとして知られ、時価総額の大きい銘柄から採用されるという特徴があります。市場規模が大きい米国の比率が高いのも、ニッセイ外国株式インデックスファンドの特徴の1つです。

投資対象国は以下の通りです。

画像引用:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式 月次レポート(2020/2)

先進国を中心にしていると謳っていますが、7割弱をアメリカが占めています。そういう意味で、アメリカ経済に影響を受けやすいファンドであると言えます。

投資銘柄は以下の通りです。

※画像引用:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式 月次レポート(2020/2)

投資国でもそうだったように、ここでもアメリカの企業が多くを占めます。日本でも名前が知られている大企業が多い印象ですね。

手数料

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、過去の実績を見ると低コストのファンドとは言えませんが、毎年その信託報酬を引下げるなどしています。2018年11月の実質コストは、年0.269%でしたので、そこから見るとかなり改善されていることが分かります。

買付手数料 なし
信託報酬(税込) 0.107892%※1
実質コスト(税込) 0.195%※2
信託財産留保額 なし

※1:2019年6月27日より0.1090%(税抜)から0.0999%(税抜)へ引き下げ
※2:運用報告書第5期から信託報酬引き下げ後を考慮した参考値

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、ライバル視しているeMAXIS Slimシリーズとの低コスト競争を行なっています。ライバルに対抗すべく、毎年信託報酬の引き下げを行なっているようです。

主な変更履歴は以下の通りです。2016年以降は、ライバルをかなり意識した引き下げを行なっています。

引下げ日 信託報酬(税込) 備考
2013/12/10 0.4212% 新規設定
2015/11/21 0.2592%
2016/11/22 0.2160% iFreeに対抗
2017/11/21 0.20412% eMAXIS Slim、iFreeに対抗
2018/8/21 0.11772% eMAXIS Slimに対抗
2019/6/27 0.107892% eMAXIS Slimに対抗
2019/10/1 0.10989% 消費税増税(8%–>10%)
2020/2/21 0.10230% eMAXIS Slimを抜いて単独一位に

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドと他者とのコスト比較

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、MSCI KOKUSAIをベンチマークとするファンドの中で、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスと並び低コストのファンドです。実質コストは変動があるのでこの限りではありませんが、数あるファンドの中でも低コストであることが見て取れます。

  ファンド 信託報酬 実質コスト
SBI・先進国株式インデックス・ファンド
[FTSE]
0.1022% 0.202%
1 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 0.1023% 0.180%
2 <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックス 0.1023% 0.164%
3 たわらノーロード先進国株式 0.10989% 0.159%
4 iFree外国株式インデックス 0.2090% 0.277%
4 i-SMTグローバル株式インデックス 0.2090% 0.257%
6 (三菱UFJ)つみたて先進国株式 0.2200% 0.295%
6 Smart-i先進国株式インデックス 0.2200% 0.393%

※2020/2

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドの運用状況や成績資金流出入額や純資産総額

2015年あたりから資金流入額を、着実に伸ばしている印象です。設定時は1億円に満たない資産でスタートしましたが、4年かからずに500億円に達するなど勢いがあります。

毎月10~30億円程度の資金流入額で安定しており、純資産総額は1,000億円を突破しています。低コスト・先進国インデックスファンドの中ではかなり大きな純資産総額のファンドです。ただし2019年夏以降は少し勢いが落ちている印象です。ここ最近ではライバルファンドであるeMAXIS Slim差をつけられている印象もあります。

運用状況

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、騰落率でベンチマークとの大きな乖離は見られません。ただし気になるのは、ここ数年で大きな乖離が2回ほどあったことです。2018年2月、2016年11月には大きな乖離が発生していますので、その点については慎重に見ていくことが求められます。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドのまとめ

投資家人気が根強く、日本を除く先進国22ヵ国、約1300銘柄に幅広く分散投資が出来ることで人気を集めている<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド。純資産残高は設定以来、順調に推移しています。eMAXIS Slimシリーズをライバル視し、信託報酬コストの引き下げをこれまでに何度も実施しています。

信託報酬の低いファンドを目指していることや、これまでに何度も信託報酬の引き下げを行なっていることからも、他に信託報酬の低いファンドが出てきたときでも、さらなる引き下げが期待できるファンドです。

純資産残高は約1,000億円を超えるなど、規模の大きなファンドとしての安定した運用を期待したいところですが、過去に2度ベンチマークとの大きな乖離を発生させたことは気になるポイントです。運用面については慎重に見ていく必要がありますね。

先進国株式インデックスファンドとしてはおすすめできるファンドの1つです。先進国への分散投資を手軽に行いたい方は、ポートフォリオに組み入れることを検討してみるのもいいかもしれません。

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