楽天日本株3.8倍ベアの評判|ハイリスク・ハイリターンのファンド

投資信託

楽天投信投資顧問が運用する楽天日本株3.8倍ベアは、株式市場の日々の値動きから3.8倍程度反対になることを目指して運用する投資信託です。ギャンブル的要素が高く、ハイリスク・ハイリターンな投資信託としても知られています。どのような投資信託なのか、何を投資対象としているのは気になるところかもしれません。

この記事では、楽天日本株3.8倍ベアとは、どんな投資信託なのか、ファンドの姿勢や、実際の購入方法なども交えて解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること

  • レバレッジ高くギャンブル的な投資信託
  • 運用コストはかなり高い
  • パフォーマンスは不安定

楽天日本株3.8倍ベアとは

株価指数を対象とした先物取引を活用し、日々の基準価額の値動きが株式市場の値動きに対して「3.8倍程度反対」になることを目指す投資信託です。

ブル・ベア型と呼ばれるファンドの一種で、ブルは雄牛を意味した言葉で、角を下から上に突き上げる仕草から「上昇相場」を意味し、ベアは熊が前足を振り下ろす仕草や背中を丸めている姿から「下落相場」を表します。

相場が上昇すると判断する場合は「ブル」、反対に相場が下落する場合は「ベア」に投資することになります。相場を見ながらブル・ベアを使い分けるのを「ブル・ベア型」と呼びますが、楽天日本株3.8倍ベアはこのブル・ベア型となります。

運営会社情報

運用会社は楽天投信投資顧問です。

運用会社情報は以下の通りとなっています。

運用会社 楽天投信投資顧問株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1724号
設立年月日 2006年12月28日
資本金 150百万円(2019年8月末時点)
運用する投資信託財産の合計純資産総額 203,459百万円(2019年8月末時点)

 

純資産額

2020年5月29日作成の月次レポートによると、純資産額は40億円程度となっています。設定以来2年近くあまり伸びなかった印象ですが、2020年を境に基準価額も上昇し、それに伴い純資産額も伸ばしています。特にコロナショック以降は、暴落した相場を狙って短期で購入する人が増えているようですね。

月次レポートより

ビジョン

楽天日本株3.8倍ベアは、国内最大のレバレッジファンドです。株価指数先物取引を活用し、日々の基準価額の値動きが、わが国の株式市場全体の日々の値動きから3.8倍程度反対の値動きになるよう設計されています。

ただし複数の営業日に渡るような場合、ファンドの基準価額の騰落率は、株式市場の騰落率に対して概ね 3.8 倍程度反対となりません。主に暴落時に利益が狙えるファンドですが、リスクの高さは否めないので初心者は気軽に手を出さないほうが良さそうですね。

楽天日本株3.8倍ベアの特徴は3つ

特徴1 倍率が高いリスクの高い投資信託

楽天日本株3.8倍ベアでは、日々の基準価額の値動きが、投資対象の3.8倍反対に動くことを目指すよう運用を行います。日本株が下がった時に、3.8倍逆に動くという特殊な投資信託ということですね。

ただし、株式市場が上昇・下落を行いながら動いた場合、保有期間が長くなることで基準価額が押し下げられることがあります。それによって基準価額の変動がおき、目指す倍率通りにならないことがあることには十分注意が必要です。場合によっては、大きな損失が発生することもあるギャンブル的な側面があります。

特徴2 コストが高い

このあと手数料の項目で詳しく触れますが、コストの高さにも十分注意が必要です。購入時手数料、信託報酬ともに高いです。投資信託の中には低コストで運用できるものも増えており、それら低コストで運用できる投資信託と比較すると年間で見た時にかなり大きな差になります。

特に購入時手数料は3.3%とかなり高く、少額を買い増ししていく場合には、手数料だけでも大きな金額になってきますので注意が必要ですね。

特徴3 パフォーマンスが良くない

2019年12月の設定来パフォーマンスは以下の通りです。2020年6月時点で、設定時よりも基準価額は低くなっています。ベア型ファンドは株価の下落局面で利益が取りやすいファンドですが、ギャンブル的要素のあるリスクが高い側面があることに十分注意しましょう。

引用元:楽天証券

楽天日本株3.8倍ベアのファンド情報

楽天日本株3.8倍ベアの投資スキーム

楽天日本株3.8倍ベアは、投資家から集めた資金を先物取引を活用して運用します。日本株式の値動きの、3.8倍程度反対に動くように設計されています。価格反動率が高いため、ハイリスク・ハイリターンな投資と呼ばれているようです。安定したパフォーマンスを望む方、投資信託初心者向きの投資信託ではありませんね。コロナショックのような下落相場の中で、短期で利益を狙う人向けの投資信託と言えるでしょう。

必ずしもレバレッジ通りの値動きにならない点には注意が必要です。日々の騰落率を基準にするため、 2日以上離れた日の比較の場合レバレッジ通りの値動きにならないことがあります。

他にも、基準価額が押し下げられるリスクにも注意が必要ですね。株式市場が±10%の範囲で上昇、下落を繰り返す場合、それに伴い基準価額が押し下げられます。株式相場の多くがボックス相場(明確な上昇、下落の動きが見られない相場。もみ合いとも呼ばれる)で推移することを考えると、長期的に保有すればするほど、リスクが高まっていくと言えます。

 

投資ポートフォリオ

楽天日本株3.8倍ベアの投資対象は先物取引です。2020年6月時点での、組入資産の比率は以下の通りです。

2020年5月29日月次レポートより

必要な手数料

楽天日本株3.8ベアの手数料は以下の通りです。

購入時手数料:3.3%
信託財産留保額:なし
信託報酬:年1.243%

例)「毎月5万円」年間で60万円を積み立てる場合の手数料

購入時  5万円×3.3%×12ヶ月=19,800円
信託報酬 60万円×1.243%=年間7458円

合計 27,258円

楽天日本株3.8ベアは投資信託の中でも信託報酬はかなり高く、さらには購入時手数料もかかります。ただでさえハイリスク・ハイリターンな投資信託なので、コストの高さはとても気になるところですね。

 

楽天日本株3.8倍ベアの利回りを比較

同じ楽天投信投資顧問株式会社が扱う、他の投資信託と利回りを比較してみたいと思います。

3ヶ月 6ヶ月 設定来
楽天みらいファンド 18.04% 4.65& 48.70%
楽天日本株3.8倍ベア -76.10% -30.63% -30.97%

※2020年6月23日時点の基準価額を元に算出

 

信託報酬が安く、バランス型の投資信託として人気の楽天みらいファンドと比較しても、パフォーマンスの差は一目瞭然です。楽天日本株3.8倍ベアはコロナショックなどの暴落の影響も受けやすく、長期保有には向きません。下落相場の中で短期的にプラスを狙っていくようなギャンブル要素の高い投資信託なので、初心者の方は手を出さないようにするのが賢明ですね。

 

楽天日本株3.8倍ベアの始め方/購入方法

ステップ1.購入方法をチェックする

楽天日本株3.8倍ベアは、スポット購入による再投資型です。積み立て購入などは出来ませんので、その都度スポット購入で買い増ししていくことになります。

購入は、楽天証券から行うことが出来ます。

ステップ2.購入額をチェックする

楽天日本株3.8倍ベアの申し込み単位は、100円以上の1円単位です。少額から投資できる気軽さは魅力ですが、ギャンブル的要素が強い投資信託なので注意が必要ですね。

楽天日本株3.8倍ベアの解約方法

投資信託の解除

解約する場合は、投資信託の解除を行う必要があります。その場合、以下の2つの方法があります。

  • 金額指定
  • 全額指定

全額解約するのか、金額を指定して任意の口数を解約するのかを選択することが出来ます。

 

楽天日本株3.8倍ベアのクチコミ

Twitterで楽天日本株3.8倍ベアを購入した人の声を探してみると、やはり下落相場の中で短期で利益を狙う人の声が多く見つかります。「宝くじ感覚で購入した」という声もあるぐらい、ギャンブル要素の高い投資信託として知られています。

 

 

 

楽天日本株3.8倍ベアは最低100円から運用を始められる

楽天日本株3.8倍ベアは、100円から購入することが出来ます。投資信託によって最低購入金額は様々ですが、最低1万円程度から投資しなければならない投資信託が多いので、100円から購入できる手軽さは魅力かもしれません。

短期的に利益を狙える大きく動く局面を狙って投資する人もいるようですが、やはりリスクの高さには十分注意が必要ですね。

 

まとめ

  • ハイリスク、ハイリターンな投資信託
  • 運用コストの高さには注意が必要
  • 長期的なパフォーマンスは期待できない

楽天日本株3.8倍ベアは、日本株が下がった場合に3.8倍逆に動くという特殊な投資信託です。コロナショック後の下げ相場の中では人気が高いようですが、短期的に大きく動くことや基準価額が押し下げられることもあり、ギャンブル要素の高さが目立ちます。

3ヶ月、半年のパフォーマンスもマイナス、長期保有に向かず、あくまでも短期的な局面を狙って購入する投資信託です。下落相場の中で短期的に利益を狙う場合を除いては、安定した利益を狙う人には向かない投資信託です。長期保有で安定した利益を狙う人は、低コストのインデックス型投資信託がオススメですね。

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