トータスパートナーズの投資案件の評価・評判を解説

ファンド

PE(プライベート・エクイティ・ファンド)として、近年注目を集めているトータスパートナーズ。インターネットの情報でも、お勧めファンドして名前が挙がることも多く、気になっている人も多いのではないでしょうか。

この記事ではトータスパートナーズとはどんな会社なのか、投資案件はどんな内容なのかを見ていきたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

トータスパートナーズとは

トータスパートナーズの投資案件を運営するのは、トータスパートナーズ合同会社。設立は2018年11月、出資募集も2019年3月よりスタートしたことから、まだまだ歴史が浅く実績もありません。

トータスパートナーズは、近年注目を集めている直販ファンドです。一般的な投資ファンドが証券会社や銀行を経由するのに対して、直販ファンドは運用会社と直接契約を行うのが特徴です。運用会社と直接契約を行うことによって余計な手数料なども発生せず、わかりやすく透明性の高い投資スキームとして近年投資家からの評価が高まっています。

トータスパートナーズの投資案件について

トータスパートナーズは、PE(プライベート・エクイティ・ファンド)と呼ばれる、取引所に上場していない未公開株に投資するヘッジファンドです。上場企業は国内に3600社ほど存在するのに対して、国内には250万を超える非上場企業があります。幅広い選択肢の中から成長が期待できる企業に投資するのが、トータスパートナーズの運用スタイルです。

一般的に未公開株は経営者や、それに近い人が取得しているため、一般の投資家が取得することは困難です。トータスパートナーズはファンドという立場から株主と交渉を行い、直接取得を行なっています。

2019年のスタート時点では集まった出資金は2億円程度だったそうですが、2020年は10億円規模を目指し、ゆくゆくは50億円規模までの拡大を狙っているようです。私募ファンドということもあり、大々的な宣伝を行うことなく、紹介や口コミ経由で着実に出資者を増やしている印象です。

トータスパートナーズの投資案件の特徴は?

利回りについて

トータスパートナーズとして出資募集を開始してから間もなく、2020年4月時点で目立った実績はありません。2019年4−6月はおおよそ1%程度のリターンとなっています。実績のない現段階ではまだまだ未知数だと言えますが、目標利回りは3〜8%程度、まずは堅実なリターンを目指しているようです。

ファンドマネージャーについて

トータスパートナーズのファンドマネージャーは坂本俊吾氏です。坂本氏といえば、ドバイに本拠地を置くヘッジファンドブラックローバーの代表としても活躍しています。東大卒の優秀なファンドマネージャーとして知られ、ブラックローバーではすでに8年の実績があります。上場株のバリュー投資が得意ということもあり、トータスパートナーズでの実績はまだほとんどありませんが、坂本氏の手腕に期待して出資する人も少なくないようです。

トータスパートナーズは坂本氏の手腕にかかっていると言えるわけで、万が一坂本氏が運用できなくなってしまった時のことを懸念する人も多いかもしれません。坂本氏が運用できなくなってしまった場合、トータスパートナーズが所有している資産を現金化して出資者に返金を行い、トータスパートナーズは解散する、このような運営方針を持っているようです。

市場に左右されない投資スタイル

上場企業への投資を行っている場合には、例え企業の業績が良くても社会の流れや動きに影響を受けてしまうことがあります。ですがトータスパートナーズは、非上場企業に投資を行うので、日経平均などの影響を受けることがありません。下げ相場でも、先行きが読みにくい経済状況の中でも、安定したパフォーマンスを期待することができます。

投資先を複数持つことでリスクヘッジを行う

トータスパートナーズはPEファンドとしての側面を持つ他、ヘッジファンド的な運用を行う側面も持ち合わせています。PEファンドは投資先の選定に時間がかかることもあり、タイミング次第では資金を持て余すこともあります。

トータスパートナーズでは、持て余す資金がある場合、上場株式へ投資して運用を行うこともあるようです。投資先を複数持つなど、柔軟に投資していく運用方針でリスクの分散を計っています。

最低出資額はいくらから?

トータスパートナーズの最低出資額は1000万円からです。直販ファンドということもあり、ハードルは高めという印象です。特にトータスパートナーズのような私募ファンドの場合、投資家を募る際も少人数になりがちなので、どうしても最低出資金額は高めになってしまいます。ただし出資額についての相談には乗ってくれるようなので、興味のある人は問い合わせをしてみるといいかもしれません。

会社概要

トータスパートナーズの会社情報は以下です。

会社名 トータスパートナーズ合同会社
英名 TORTOISE PARTNERS LLC
所在地 東京都港区三田3-4-3 RIPL9
事業内容 (1)金融商品取引法に基づく有価証券及びデリバティブ取引
(2)各種事業への投資
(3)有価証券の自己募集
(4)経営コンサルティング業務
(5)前各号に附帯する一切の業務

所在地の「東京都港区三田3-4-3 RIPL9」は、THE OFFICE田町三田というレンタルオフィスです。設立間もないファンドにおいて、コスト削減目的でレンタルオフィスを利用することは珍しくありません。ただしレンタルオフィス内の共有スペースのみの利用では、個人情報保護の面で不安が残ります。

経営面に課題のある企業への投資

非上場企業の中でも、トータスパートナーズが特に力を入れているのが、後継者問題に悩む企業についてです。事業自体に問題があるわけではなく、経営に課題がある企業への投資を行っています。

ファンドとしてのノウハウや専門的な知識を生かし、投資先の企業の支援を行い、企業価値の向上を目指します。PEファンドの中でも、近年こうした社会性の高い投資を行うファンドの評価が高まっています。

トータスパートナーズについて気をつけること

設立間もなく実績が浅い

設立間もないファンドながら、注目を集めているトータスパートナーズ。PEファンドとして堅実な利回りが期待される一方で、想定利回りが低い点について注意が必要です。手数料を考慮すると、最終的な目標利回りは年利3〜8%程度。変動が少なく安定した利回りが得られるという見方もできる一方で、大きな資金を動かせる人を除き、大きなリターンは期待できません。

高額な手数料に注意

手数料は契約手数料5%に加えて、四半期ごとに純利益に応じた手数料も6%ほどかかります。一般的な投資信託が購入時3%、信託報酬2%程度だと考えると、かなり高額です。

出資タイミングは年4回

トータスパートナーズの出資期限は年4回。3月、6月、9月、12月となっています。このタイミングで出資を行うことで、翌月から運用が開始されます。つまり、それ以外のタイミング、投資家の任意のタイミングで運用をスタートすることはできません。出資する際には、社員持分の発行手数料として「出資額の5%(プラス税)」が必要になります。

トータスパートナーズのまとめ

トータスパートナーズへの投資は最低出資額1000万円からということもあり、ある程度資金がある人向けと言えます。堅実な投資を目指す人には向いているかもしれません。

PEファンドに個人投資できることや、堅実な運用実績を持つ優秀なファンドマネージャーが運用を行うことで注目を集めていますが、まだまだ実績も浅く、利回りに関してもこれからという印象です。他のヘッジファンドなどの投資案件とも比較するなどして、慎重に検討しましょう。

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